おぢんの文字組みアキ量設定
(InDesign用 ver.4)
InDesign用(ver.4 簡易版)→Zip [2023.7.8 updated]
InDesign用(ver.2 詳細版)→Zip
MORISAWA PASSPORT用合成フォント設定→Zip
[ver.4 解説]
ZIPファイルには以下のファイルが含まれます(作成・保存CC2021/IDMLファイル)
簡易版のver4では、ver2では19種あった文字組みアキ量設定を、ベタ組み用・ツメ組み用各1種にしたうえで、字下げ設定を加えた、合計6種類のアキ量設定を読み込むことができます。inddファイル内にあるテキストを、作業中のファイルにコピペするだけで設定を読み込むことができるようになっています。
[ver.2 解説]
ZIPファイルには、各設定を行なったinddファイルが含まれています。複数の文字組みアキ量設定が収録されていますが、基本的に
ベタ組みの場合は、「ベタ_A(行長長め向き)」「ベタ_B(中間)」「ベタ_C(行長短め向き)」 、
ツメ組みの本文の場合は、「ツメ_D」を推奨しています。
■文字組みアキ量設定(6種・19パターン)
ベタ_A/ベタ_B/ベタ_C
ベタ_A・半角/ベタ_B・半角/ベタ_C・半角
ベタ_A・全角/ベタ_B・全角/ベタ_C・全角
ベタ_A・句読点全角/ベタ_B・句読点全角/ベタ_C・句読点全角
ベタ_A・句点のみ全角/ベタ_B・句点のみ全角/ベタ_C・句点のみ全角
ツメ_D/ツメ_D_段落1字下げ
ツメ_E/ツメ_F
■段落スタイル(7種)
ベタ組み用_A+G/ベタ組み用_B+G/ベタ組み用_C+G/ベタ組み用_A+T
ツメ組み用_D/ツメ組み用_E/ツメ組み用_F
*「+G」はフレームグリッド用、「+T」はテキストフレーム用 ■禁則処理セット
弱い禁則+必須+スペース
[ベタ組み時の文字・段落設定]
カーニング:和文等幅/プロポーショナルメトリクス:オフ
禁則調整方式:調整量を優先/日本語単数行コンポーザー推奨
[ツメ組み時の文字・段落設定]
カーニング:メトリクス/プロポーショナルメトリクス:オン
禁則調整方式:調整量を優先
[ダウンロードされるファイル]
フォルダには2つのファイルが用意されています。
「des_mjk_v2.indd」 は、設定を含むドキュメントファイルです。
「des_mjk_v2_manual.pdf」 は、設定の内容が記載された解説ファイルです。
[MORISAWA PASSPORT用合成フォント設定済みバージョンについて]
MORISAWA PASSPORT用合成フォント設定済みバージョンは
MORISAWA PASSPORTに収録されたかな書体を、合成フォントとして設定しているものです。
des_mjk_v2_MPP.indd はすべての組み合わせの合成フォントが設定されています。
従来版(2016)と2018年版があります。違いは以下を参照ください。
●従来版(2016)と2018年版の違い
・かな書体を割り当てることで表示されない文字がある問題を修正(全角英字、ギリシア文字、一部の記号類など)
・適切なウエイトが割り当てられていなかった問題を修正
・本明朝を含むファイルに専用の文字組みアキ量設定を追加
・最新の文字セットおよびフォント仕様に変更(A-OTFからAP-OTFへの変更、StdNからProNへの変更など)
●2018年版使用時の注意
・合成フォント名はヒラギノ明朝系を除き従来版(2016)と同名です。
・全角約物、全角記号、半角欧文、半角数字は基本的に漢字と同じ書体を割り当てています(従来版はかな書体を割り当て)
・句読点等は基本的に特例文字としてかな書体を割り当てています。
・かな書体に含まれていない一部のかななどは、特例文字として漢字書体を割り当てています。そのため、一部の合成フォントでは、これらの文字を使うときにデザインの不整合が生じる可能性があります(以下図版参照)。
●合成フォントのセットは以下の書体グループごとに収録しています。
H_ヒラギノ角ゴ_2018.indd
H_ヒラギノ明朝_2018.indd
H_ヒラギノ明朝・活字精選_2018.indd
M_ゴシックMB101_2018.indd
M_ゴシックMB101・デザイン系_2018.indd
M_デザイン・筆書体_2018.indd
M_リュウミン_2018.indd
M_秀英体_2018.indd
M_新ゴ_2018.indd
M_新ゴ・デザイン系_2018.indd
M_新丸ゴ_2018.indd
M_新丸ゴ・デザイン系_2018.indd
TB_本明朝(専用アキ量・解説付)_2018.indd
TB_味岡かな・ナウ ゴシック系_2018.indd
TB_味岡かな・ナウ 明朝系_2018.indd
TB_味岡かな・本明朝_2018.indd
かな書体では表示できない文字に漢字書体を割り当てることで表示可能にしている例。文字のデザインに違いがあるため、この設定が好ましくない場合は、合成フォントを編集のうえでご利用ください。
[文字組みアキ量設定を読み込むには]
適用先のドキュメントの「文字組みアキ量設定」ダイアログで「読み込み」を選び、
ダウンロードしたinddファイルを指定すると、すべてのアキ量設定が読み込まれます。
「段落スタイル」パネルから「すべてのテキストスタイルの読み込み」を選び、
ダウンロードしたinddファイルを指定すると、アキ量設定と禁則処理セットが組み込まれた段落スタイルが読み込まれます。
このとき、禁則処理セットも自動的に取り込まれます。アキ量設定は基本6種のみ取り込まれます。
[既存のスタイルに基本文字組みアキ量設定を組み込むには]
基本文字組みアキ量設定の使用にあたっては、いくつか連動させるべき設定があります。
例として、「禁則調整方式」を「調整量を優先」にする、
コンポーザーは「日本語単数行コンポーザー」にする、等が挙げられます。
これらの設定は「段落スタイル」に組み込むことが可能なので、
既存の段落スタイルの設定を変えることで、より簡単に適用することができます。
[既存のテキストに基本文字組みアキ量設定を組み込むには]
既存ドキュメントに設定された文字組みアキ量設定および禁則調整方式を変更するには、「検索と置換」を利用します。
検索対象はスタイルや書体、級数等を対象に行ない、「ベタ組み用」「ツメ組み用」などのアキ量設定を割り当てるとスムーズです。
検索窓右の「@」から「ワイルドカード」→「文字」を選択することで、全文字を置換の対象にすることも可能です。
なお、
デフォルトの文字組みアキ量設定から、上記設定に変更をする場合、行数は同等または減少傾向にあります。
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